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倉敷市役所様

クエリ配布機能でソフトウェアのバージョンを統一

資産規模約13,000資産
機能資産管理、インベントリ、ソフトウェア配布、セキュリティ管理、
デバイス制御

ユーザープロフィール

倉敷市様  倉敷市様

 倉敷市は、豊かな自然と温暖な気候に恵まれた瀬戸内海に面し、四国から山陰地方へつながる南北の交通軸と、東西に走る山陽道が交差する中国地方の拠点となる人口約48万人の中核都市です。幕府直轄の天領として栄えた江戸時代の風情を残す白壁の蔵や町家の歴史的な景観と、大原美術館などの景観が見事に調和している美観地区に代表されるように、倉敷市は個性豊かな地区からなる多様な表情を持った多機能融合型の都市となっています。

企画財政局企画財政部 情報政策課情報推進班
左:副主任 難波 孝正氏
右:主事  難波 昌大 氏

 既存のIT資産管理製品がOSのバージョンアップに対応できないことにより、ITAMをプロポーザル方式により選定。 既存のIT資産管理製品で取得できなかったクライアントのインベントリ情報のほぼ全てが収集・表示できるように。

導入前の課題課題の解決
FlashPlayerやJavaなど、バージョン管理ができないアプリケーションが存在していた。ITAMのクエリ配布で、バージョンを統一。柔軟な管理が可能に!
クライアントのインベントリ情報の一部しか表示・管理されなかった。クライアントのインベントリ情報のほぼ全てが収集・表示できるようになり、検索や配布がスムーズに実施可能となった。

既存IT資産管理製品が最新OSに対応しないことから、企画提案型のプロポーザル方式を実施。複数製品から課題解決策を提案された中で、インベントリ情報の参照範囲が広いITAMを選定。

-ITAM導入のきっかけ

 倉敷市役所では、以前使用していたIT資産管理製品で通常のインベントリ収集とソフトウェア配布、リモートコントロールを行っていたという。  しかし、以前使用していたIT資産管理製品では当時の最新OS(Windows Vistaおよび7)の対応が難しかったため、製品の更新について検討を開始した。 難波(孝)氏は、「調達方式については様々な方法を検討致しました。その結果として一般競争入札ではなく、公募した複数の業者から企画・提案してもらい、その中から機能・構成・価格など総合的に判断するプロポーザル方式で入札を実施致しました。 」と当時を振り返る。

-ITAMの選定の決め手

 「プロポーザル方式を実施したため、各社から様々な課題解決策を提案していただきました。 」という難波(孝)氏。提案の中で最重要視したのは、従来使用してきたIT資産管理製品でも利用していた機能であるインベントリ収集、リモートコントロール、ソフトウェアの配布、そして収集したデータを『見せる』資産管理台帳だったという。
 「IT資産管理製品ではインベントリは収集するものの、そのデータをすべて見せるユーザーインターフェースがある製品は少なく、そういったポイントを抑えていることもITAMに決定した理由です。」と難波(孝)氏はいう。

 

ITAMのエージェントを1つの実行ファイルにまとめ、旧IT資産管理製品で配布を実施。
約2,500台のリプレースをスムーズに。

-ITAM導入時の苦労と解決策

 「最初にFATクライアント約2,500台を対象としてITAMの導入を行いましたが、旧IT資産管理製品をアンインストールし、新たにITAMをインストールする作業をどのような形で行うかが課題でした。」と難波(孝)氏。
 倉敷市役所は拠点も分散しており、インストールを手作業で行うことは実質的に不可能だ。そのため、ITAMのエージェントを1つの実行ファイルにまとめ、旧資産管理ソフトで配布を行い、次にITAMで旧IT資産管理製品のアンインストールを実施するという形をとった。
 「導入開始からおよそ2~3カ月で、非常にスムーズに旧IT資産管理製品からの入替を行うことができました。庁内にはPCの画面右下にアイコンが出ることと、利用者情報の登録方法の通知だけを行いましたが、ほとんど問合せもありませんでした。 」という。

クエリ配布で任意の条件に対し、自動的にアップデート適用をすることで工数を削減。
JavaやFlashPlayerのバージョンアップ時に活用。

-ITAM導入後のメリット

 難波(孝)氏は、ITAMが高く評価できる点として検索と配布を挙げた。「ITAMは構成管理DBとなっており、リレーション情報を活用した検索が可能なため、検索性にとても優れてます。これだけの規模のデータを抽出して、さらに複数の検索条件による検索を行っても時間がかかりません。自動収集されたインベントリや特定のレジストリ情報も収集しているのですが、その収集されたほぼ全ての情報を検索条件として指定できます。また、検索条件の比較演算子も多種多様にあり、部分一致の条件でも抽出できるなど、検索の柔軟性は評価すべき点です。これにより配布や指定された条件での端末調査等の業務効率化が図られたと思います。」と語る。
 また、非エージェント機とエージェント機を一緒に検索でき、項目ごとに抽出して一画面で見られる点も他のIT資産管理製品にはなかなか見られないため、高く評価できる点だという。
 「他には、クエリ配布が非常に便利です。これはプロポーザル方式の仕様書にも、1度設定し、後は収集されたインベントリが設定された条件に合致すれば、管理ソフトが自動的に配布してくれる機能が欲しいと記載していました。JavaやFlashPlayerなどのバージョンアップ時に活用しています。」
 倉敷市役所では、ITAMでJavaやFlashPlayerなどのソフトウェアが最新のバージョンでない場合はアップデートを適用するようポリシーを設定しておくことにより、自動的にこれらのバージョンアップが行われるようにしているという。「一回設定しておけば、途中で追加されたクライアントも含めてすべてのクライアントを対象として、自動でバージョンが最新になるので便利ですね。」このため、バージョン管理の運用が非常に楽になったと難波(孝)氏はいう。

-庁内での運用体制

 ヘルプデスクを外部業者に委託している倉敷市役所では、制限付きのアカウントを用意し、ヘルプデスク対応をしているという。
 「ITAMでは非常に細やかな制限がアカウントごとに設定できるので、リモートコントロールを行えるような制限付きのアカウントを用意しています。現地に行って対応しなくてはならないというサポート運用ではなく、ITAM上で情報を検索してリモートコントロールによるサポートを行っています。」と難波(孝)氏は語る。
 サポート依頼申請フォームから届いた申請を基にヘルプデスク対応を行うため、依頼内容のつかみにくいサポート案件も多いそうだ。このような場合に、相手の操作画面を見ながら行えるリモートコントロールの機能が非常に役立つという。

-ITAMに対する改善要望

 「ITAMは使い勝手がいいと思います。」と難波(孝)氏。しかし、「WebサイトにFAQがあまり載っていない点は改善して欲しい。せっかく本体の製品が良いので充実してもらいたい。」と語る。実際の運用に関しては、「配布時に配布パッケージを選択する画面で検索ができたらより便利だと思うので改善して欲しい。」と難波(昌)氏は いう。
 また、機能についての問合せ等はコアサポートセンターにしているのですが、一次回答については非常に早いので、すばやく対応がおこなわれているなと思います。」と難波(孝)氏はいう

全市的にセキュリティやコンプライアンスを保持しつつ、いかにコントロールしていくかが今後の課題

-倉敷市役所様のIT資産管理における課題と今後の展望

 今後のIT資産管理について「マルチデバイスやBYODなど、新しいワークスタイルをもたらすデバイス機器の使用が一般的な時代になってくると思われます。それをどのような方法で管理していくか、情報政策課として検討していかなければいけないと思います。」という。また、自治体特有の課題として、部署ごとに導入されているシステムの統制、制御を挙げる。
 「全市的にセキュリティやコンプライアンスを保持しつつ、いかにコントロールしていくかが今後の課題と思っています。」と難波(孝)氏は語る。

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