保守
保守サービス内容
ITAMの保守ではご購入頂いたお客様向けに各種サービスをご提供しています。
保守項目 | 説明 |
---|---|
最新バージョンの提供 | 新機能および不具合修正を含んだITAMの最新バージョンを提供します。 |
各種辞書の最新版の提供 | ソフトウェア辞書、Office辞書、セキュリティ辞書、禁止アプリケーションリストの最新版を提供します。 リリースサイクルは辞書により異なります。 |
サポートセンターの利用 | 弊社営業日の10:00~17:00(12:00~13:00除く)の時間帯で電話・メールによるITAM機能のお問い合わせに対応します。 オンサイトでの対応は含んでおりません。 |
ダウンロードサービスの提供 | 本Webサイト内の「ご購入頂いたお客様へ」ページより保守ご契約ユーザー様向けの各種ダウンロードサービスと詳細なFAQ情報(よくある質問)を提供します。 |
バージョン体系と種類
ITAMは小数点を挟み、4桁の数値でバージョン体系を構成しています。また、各桁に応じてバージョンの種類を定義しています。最新バージョンとは、メジャー・マイナー・リビジョンの全ての値が最新となっているバージョンを指します。
種類 | 対応桁数 | 説明 |
---|---|---|
メジャー | 1桁目 | 大規模な機能改善、新機能の追加を含みます。 メジャーバージョンのリリース翌月初日が後述する「サポートレベル」と「EOL」の基準日となります。 |
マイナー | 2桁目 | 中・小規模な機能改善を含みます。 |
リビジョン | 3・4桁目 | 不具合修正を含みます。 |
サポートレベル
ITAMは日々変化し続けるIT環境に対応するため、順次新しいバージョンをリリースしています。最新のメジャーバージョンの手厚いサポートを円滑に進める為にサポートレベルを設定しています。
サポートレベル | 対象バージョン | サポート期間 | サポート内容 |
---|---|---|---|
フルサポート | 最新メジャーバージョン | 次のメジャーバージョンリリース翌月初日から18ヶ月間 | ・最新バージョンの提供 ・各種辞書の最新版の提供 ・サポートセンターの利用 ・ダウンロードサービスの提供 |
旧メジャーバージョン | 最新メジャーバージョンリリース翌月初日から18ヶ月間 | ||
カスタマーサポート | フルサポートが終了した旧メジャーバージョン | フルサポート終了の翌月初日から12ヶ月間 | ・過去のナレッジに基づいたお問い合わせへのご回答 ・新機能および不具合修正版のリリースは行いません。 |
EOL(End Of Life)
最新メジャーバージョンのリリース翌月初日がEOL基準日となります。その後フルサポートの18ヶ月間、カスタマーサポートの12ヶ月間が経過すると1つ前のメジャーバージョンのサポートを終了します。
フルサポートとカスタマーサポートを合計した30ヶ月間がEOL期間となります。
EOL期間の末日がEOL日となり、EOL日経過に伴い該当するメジャーバージョンの保守サポートを終了します。
各種辞書ファイル
ITAMが提供する各種辞書ファイルの保守内容を説明します。
辞書名 | 必要ライセンス | 更新サイクル | ダウンロード方法 |
---|---|---|---|
ソフトウェア辞書 | ソフトウェア辞書 | 四半期毎 | 自動ダウンロード |
Office辞書 | インベントリ | 不定期 | |
セキュリテイ辞書 | セキュリティ管理 | 毎週月曜日 | |
禁止アプリケーションリスト | セキュリティポリシーチェック | 不定期 | 手動ダウンロード |
各種辞書ファイルの説明
ソフトウェア辞書
ソフトウェア辞書には一般的に流通している各種ソフトウェアの製品名・バージョン・エディション・メーカー名・ソフトウェア種別(有償、無償、パッチなど)・インストールソフトウェア名といった情報を登録しています。インベントリ情報と照合することで、ソフトウェアの身元確認や名寄せによる同一ソフトウェア判定を行い、利用ライセンス数(消費ライセンス数)の算出に活用します。
年4回(四半期毎)のリリースで、年間5,000件のソフトウェア情報の追加を目標としています。インターネットで検索が可能で、属性情報が取得できるソフトウェアを登録対象としています。お客様からの依頼によりソフトウェア辞書への追加登録を行います。弊社指定のフォーマットでご提供頂いた情報を受領後、調査の上順次ソフトウェア辞書へ追加登録します。
Office辞書
Office辞書にはMicrosoft Office製品の詳細情報を取得する情報を登録しています。対応しているMicrosoft Officeのバージョンは2000、XP(2002)、2003、2007、2010、2013、2016の7種類です。インベントリ収集時にOffice辞書を活用することで、Windows OSの「プログラムと機能」画面には表示されない情報を収集することができます。
Microsoft社のOffice製品のリリースに応じて順次新しいOffice製品に対応するため、更新サイクルは不定期になります。
セキュリティ辞書
セキュリティ辞書にはMicrosoft WindowsのOS・Internet Explorer・Office製品・IIS(Internet Information Services)などのセキュリティ更新プログラムと各種ウィルス対策ソフトウェア製品(McAfee社・Symantec社製品・Trend Micro社など)の定義ファイル(パターンファイル)の情報を登録しています。インベントリ情報と突き合わせることで、未適用のセキュリテイ更新プログラムの発見や古い定義ファイルを利用しているPCの検知を行います。
Microsoftセキュリティ更新プログラムはリリース日から起算して5営業日以内に登録します。
各種ウィルス対策ソフト製品の定義ファイル情報は毎週月曜日に更新しています。既に登録されている各種ウィルス対策ソフト製品の新バージョンがリリースされた際には、検証の上、順次セキュリティ辞書へ登録します。
禁止アプリケーションリスト
禁止アプリケーションリストにはファイル交換ソフト等のアプリケーション情報を登録しています。本リストはセキュリティポリシーチェック(SPC)ライセンスのアプリケーションポリシー設定を補助する目的で提供しております。補助的な利用を目的としているため、更新サイクルは不定期としています。
システム要件の更新方針
フルサポート期間中に、ITAMのシステム要件に含まれるOS・ブラウザ・ミドルウェアの新バージョン、およびOSの新しいアップデート(旧サービスパック)が各ベンダーからリリースされた場合は、リリース後弊社内で、ITAMの最新バージョンでのみ動作検証を実施いたします。
(検証期間は3週間を基本ルールといたします。)
下位バージョンにて、動作不備が発生した場合は、最新バージョンへのアップデートをお願いいたします。
保守サポート内容の適用範囲
ITAMのライセンスは「基本」・「オプション」・「連携」の3種類で構成されています。本ページに記載している保守サポート内容は「基本」ライセンス範囲に適用されます。「オプション」ライセンスについては「システム要件の更新方針」が異なります。なお、「連携」製品については各製品の開発元の保守サポートポリシーに準じますが、ご質問やご不明点については弊社までお気軽にお問い合わせ下さい。