株式会社インテリジェント ウェイブ
インベントリ機能とアンケート機能で棚卸業務の負荷を大幅に削減
資産規模 | 3,000資産 |
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機能 | 資産管理、インベントリ |
ユーザープロフィール
インテリジェント ウェイブは、1984年に設立された東証1部上場の情報システムソリューションプロバイダーです。金融機関、証券会社の業務システムや、情報漏えい対策、サイバー攻撃対策など情報セキュリティ強化のためのシステムソリューションを提供しています。
POINT
- 複数台帳の情報を一元管理、棚卸業務の時間と負荷を大幅に削減!
- 資産状況を容易に把握、OSのアップグレードにも抜群の効果発揮!
導入前の課題 | 導入効果 |
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資産管理の効率化 ・複数存在している台帳情報の紐づけ | 機器情報の一元管理を実現(台帳を一元化) |
棚卸業務の負荷軽減 | 棚卸し業務の作業時間を1/3に短縮 |
Windows7からWindow10への移行対応 | Windows7サポート終了前に99%の移行を完了 |
台帳を一元管理することで棚卸工数を大幅削減
経営管理本部 品質管理部 情報セキュリティ課
ゼネラルマネージャー
阪井 雅宏 氏
インテリジェント ウェイブ社では、これまで情報機器などの資産管理は、エクセルやアクセスなど用いて各種情報を手入力する形で管理しており、対象となる台帳も機器管理用やライセンス管理用など複数存在していた。管理が煩雑になり資産の状況が正確に把握できないため資産管理の改善が経営課題となっていた。
特に棚卸しには大変な労力と時間を要していた。当初は各部署から1名ずつ選任された設備委員が、複数の台帳を手にしながら部署内のPCを1台ずつチェックし、各台帳を更新していたため、終了するまでに3ヶ月間もの期間がかかっていた。
同社のセキュリティ製品「CWAT」のオプション機能「g-GRID」は、ITAMのOEMにより供給されていたため、改善が必要な課題に対するITAMの有効性やCWATとの親和性を熟知していた。また、お客様に提供する製品を自社でも体験したほうがよいとの考えもあり、資産管理ツールITAMの導入の決定に至った。
これにより、各設備委員の棚卸工数が大幅に削減した。まず、インベントリ機能とアンケート機能を使い、管理PCの各種情報を収集できるようになったことで、1台ずつ実施していた使用OSやインストールソフトウェアのチェックという作業が文字通り不要になった。また、複数の台帳をITAMに一元化したことで、台帳のメンテナンス性やデータ自体の信頼性が向上し、実地棚卸以外の棚卸に係る工数も大幅に削減された。
品質管理部ゼネラルマネージャーの阪井 雅宏氏は言う。「ITAMは管理項目が自由に設定できるため、エクセルやアクセスなどで管理していた当社の台帳に合わせてフレキシブルに項目を設定することができました。また、設備委員はITAMのコンソールから全ての資産を確認できるため、現場に立ち会う必要もなくなり、棚卸業務に要していた時間をおよそ1/3に短縮することができました。」
OSのアップグレードにもスムーズに対応
ITAMはWindows7からWindow10への入れ替え作業にも効力を発揮した。ITAMで予めWindows7が稼働しているPCの利用者を特定することで、アップグレードに関する通達およびマニュアルの配布を迅速かつ効率的に行うことができた。利用者の状況は管理者がITAMから確認でき、アップグレードをしていない利用者には即座に実行を促すことができたため、Windows7のサポートが切れる前に99%のPCのアップグレードを実現することができた。
品質管理部エキスパートの松本 隆幸氏は、今後の展望としてITAMの機能とCWATの連携によるセキュリティ強化に期待を寄せている。「当社では許可していないソフトは申請により導入を許可していますが、申請されずに導入されている場合もあります。セキュリティ的に問題があるため、可能な限り不要なソフトは排除していきたいと考えています。そこで、CWATが許可していないソフトがインストールされたことを検知した時点で、ITAMで更に詳細な情報を調査する仕組みや、定期的に不要なソフトウェアをリストアップする仕組みを模索していきたい」と今後のCWAT×ITAMの拡張性について抱負を語った。
経営管理本部 品質管理部 情報セキュリティ課
エキスパート
松本 隆幸 氏