メインコンテンツに移動
コアのとりくみ事例

CORE'S POWER

IoT とりくみ事例 クラウド型点呼システム Cagou IT点呼 お客様導入事例レポート

 

見やすく使いやすい画面設計で、高齢化が進む運送業界において
システムの運用開始から定着までをスムーズに実現

ダイワ運輸株式会社 

 

 

点呼業務の自動化を視野に
運行管理者の負担を減らすシステムを探していた

お話をお伺いしたお客様

ダイワ運輸株式会社
専務執行役員 木村 溶徹

IT点呼システムの導入背景をお聞かせください。

 人数が多い営業所では、数分程度の点呼を30名分毎日行っており、運行管理者の業務負荷が課題でした。
 点呼業務をロボットが代替する時代が来るという社長の考えもあり、IT点呼より先にロボット点呼の導入を検討していました。
 ロボット点呼導入検討にあたり、他社製品を実演してもらいましたが、対面点呼に特化されており、電話点呼は結局はエクセルで管理をしなければならないといった仕様でした。
 弊社は長距離輸送がメインなので、始業と終業が日をまたぐことも珍しくなく、どちらかの点呼は電話点呼が主流となっていました。そのため、電話点呼と協調できる製品でないと業務に使えないため、見送ったという経緯があります。
 その後、コアさんを紹介いただいた際にロボット点呼の開発を検討中で、なおかつ電話点呼も対応可能というお話でしたので一緒にやりましょうという流れになりました。

 

 

「できません」は言われず
運用に沿った対応をしてくれる姿勢がありがたかったです

導入時の評価についてお聞かせください。

 導入時に製品課題が大きく2つありました。
 一つは、日付をまたぐ運行に画面表示が対応していなかったこと。もう一つは、遠隔地から電話点呼する際、点呼した情報を運行管理者がシステムに登録する必要があったことです。

 後者は、運行管理者が対面点呼で手が離せない場合でも、点呼受付ができる電話点呼の仕組みを希望しました。

既存システムとのカスタマイズができることも私共の強みとして自負させていただいているのですが、
ダイワ運輸様ではいかがでしたでしょうか。

 開発事になるので今日明日でできる話ではありませんが、こちらからの要望に対応していただけるのは非常にありがたいことだと思っています。

 

 

直感的な画面設計で
初めての方でも迷うことなく操作ができました

実際にCagou IT点呼を導入していかがでしたか。

 導入時の一番の懸念点は、乗務員がすんなり使えるかという点でした。
 というのも、我々の運送業界は高齢化が進んでいる背景もあり、IT関係のシステムを導入すると、7割は直ぐに使え、2割の方は説明すれば使えるようになり、残りの1割はどうしても使えないということがこれまであったからです。

 そうした懸念点も、いざ使用し始めるとすぐに払拭されました。

 Cagou IT点呼の導入時には、先ほどお話ししたような「できない・わかりづらい」という話を聞かなかったのです。

株式会社コア 関西カンパニー
営業統括部 課長 蛯原 孝之

 

 

遠隔点呼の運用により
点呼執行者の残業時間の削減につながりました

IT点呼に続いて、2022年12月に遠隔点呼の運用を開始されました。導入の背景をお聞かせください。

 2023年に持ち株会社制へ移行する計画があり、それに合わせて、点呼業務についてもグループ会社各社の統合を検討しておりました。

 しかしながら、グループ会社の中には設立後3年未満のためGマーク未取得の会社もあり、グループ会社間でのIT点呼実施が難しい状況でした。今回、遠隔点呼の実施が認められたことで、本社にある夜間センターで一括してIT点呼、遠隔点呼を実施する体制がとれました。

物流業界では今、ドライバーの時間外労働の時間上限規制により生じる「2024年問題」がフォーカスされています。
点呼体制を一括することで労働時間に変化はありましたか。

 ドライバー職は2024年問題が来年4月に迫っておりますが、点呼執行者の時間外労働は昨年から上限45時間が定められており、すでに残業ができなくなっています。
 遠隔点呼を導入することにより各営業所での夜勤の時間帯以降、点呼執行者が残る必要がなくなりましたので、残業時間削減につながっています。また、現在は営業所でのみIT点呼を運用しておりますが、今後、車庫と営業所が離れている拠点で、車庫からの点呼実施を想定しています。車庫と営業所の移動にかかる時間を減らして、ドライバーの業務効率化を図りたいと考えています。

 

 

「いってらっしゃい」と送り出したドライバーが
無事に帰ってくることが一番大事

今後の展望をお聞かせください。

 高齢化が進んでいる業界なので、乗務員の健康に関するサポートについてITでなにかできるのではないかなと考えています。

 「いってらっしゃい」と送り出したドライバーが無事に帰ってくることが我々の一番の根源にあり、大切なことだと日頃から思っています。

 そのため、その部分の運用で何らかの情報提供をITから得ることができれば「こういった場合は対面点呼をしよう。」「この人はロボット点呼(乗務後の自動点呼)で大丈夫そうだな。」と判断できることもあるのではないかと考えたりするので、また蛯原さんと相談しながらチャレンジしていけたらと思います。

 

 

製品情報


国土交通省
補助金対象機器

旅客運送業の運輸安全を支援するクラウド型点呼支援システム。

年齢を問わないシンプルな操作性で、各種点呼手段(対面点呼・IT点呼・遠隔点呼・電話点呼)を組み合わせることにより、深夜早朝などの運用が難しい時間帯での安全確認業務を確実に実施。
利用開始時の顔認証、アルコール検知機器認証、アルコールチェック時の被点呼者の自動撮影によりなりすましを防止します。

 

お客様プロフィール


お客様名 ダイワ運輸株式会社様
本社 兵庫県神戸市西区水谷3-13-13
設立 1989年4月
保有車両数 349台
事業内容 ダイワ運輸株式会社は、神戸に本社を置く、関東・関西・九州間の長距離輸送を得意とする運送会社です。
全国で13の営業拠点を展開し、一般貨物のほか精密機械等の配送も請け負い、高品質な輸送サービスを提供し、持続可能で豊かな社会の実現のために貢献しています。
URL https://daiwa-exp.co.jp

 

関連リンク


 

貢献するSDGsゴール目標


 

※掲載内容は、2022年9月取材時のものとなります。(2023年8月更新)

 

ページトップへ戻る