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様々な分野での宇宙テック事業

 
ドローンサービス

高精度測位を活用したドローンサービス ChronoSky

ChronoSkyは、ドローンと高精度測位や人工知能(AI)を組合わせることで、作業現場負荷の少ないドローン点検や測量、膨大な撮影データ解析の自動化・効率化を実現します。

点検・見える化測量農業配送

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位置管理サービスは、あらゆるモノの場所・動き・情報をリアルタイムに地図アプリ上で一元管理するサービスです。

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高精度位置XRサービスは、見えない対象を正確に可視化することでインフラ点検の作業時間短縮や視覚的情報による作業円滑化を実現します。

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みちびきとは

みちびきとは、GPSを補完し高精度な測位サービスを提供する、日本独自の準天頂衛星システムです。
日本周辺での衛星の可視性を向上させることで、ビル街や山間部などGPS信号が届きにくい場所でも安定した位置情報を取得可能です。

これにより、災害時の救援活動、精密農業、自動運転技術、測量など、多岐にわたる分野で活用が進められています。
また、センチメートル級測位や信号認証機能により、さらなる高精度化と安全性向上を実現しています。

みちびきとは、GPSを補完し高精度な測位サービスを提供する、日本独自の準天頂衛星システムです。
日本周辺での衛星の可視性を向上させることで、ビル街や山間部などGPS信号が届きにくい場所でも安定した位置情報を取得可能です。

これにより、災害時の救援活動、精密農業、自動運転技術、測量など、多岐にわたる分野で活用が進められています。
また、センチメートル級測位や信号認証機能により、さらなる高精度化と安全性向上を実現しています。

 

feature

 

JAXA様インタビュー

JAXAが語る みちびき7機体制で実現する高精度測位サービスの将来像


宇宙航空研究開発機構(JAXA)

衛星測位技術統括 兼 衛星測位システム技術ユニット長
小暮 聡 氏

高精度測位システムプロジェクトチーム プロジェクトマネージャ
松本 暁洋 氏

高精度測位システムプロジェクトチーム サブマネージャ
明神 絵里花 氏

株式会社コア (インタビュアー)

GNSSソリューションビジネスセンター 常務執行役員 センター長
山本 享弘

インタビュー写真①

2018年から4機体制でサービスを開始した準天頂衛星システム「みちびき」。
2025年2月2日の6号機打ち上げ成功を皮切りに、2025年度中には5号機・7号機の打ち上げが予定されており、
2026年度には7機体制でのサービスが始まります。
今回はみちびきに搭載される高精度測位システムの開発を担当するJAXA様に、みちびきに新たに搭載した機能やサービス、測位精度の向上がもたらす将来についてお話を伺いました。

位置を価値へ

JAXAが語る みちびき7機体制で実現する高精度測位サービスの将来像

インタビュー写真②

2018年から4機体制でサービスを開始した準天頂衛星システム「みちびき」。
2025年2月2日の6号機打ち上げ成功を皮切りに、2025年度中には5号機・7号機の打ち上げが予定されており、
2026年度には7機体制でのサービスが始まります。
今回はみちびきに搭載される高精度測位システムの開発を担当するJAXA様に、みちびきに新たに搭載した機能やサービス、測位精度の向上がもたらす将来についてお話を伺いました。

Profile

小暮 聡 氏

小暮 聡 氏

宇宙航空研究開発機構 第一宇宙技術部門
衛星測位技術統括 兼 衛星測位システム技術ユニット長

1993年 宇宙開発事業団に入社
2001年 準天頂衛星システムの概念検討に参画し、みちびき初号機の開発、実証、MADOCAの研究開発に従事
2016年~2021年 内閣府準天頂衛星システム戦略室室長代理として4機体制整備、サービス性能向上を推進
JAXAに復職後、現職にて衛星測位システム関連技術の研究開発を統括
松本 暁洋 氏

松本 暁洋 氏

宇宙航空研究開発機構 第一宇宙技術部門
高精度測位システムプロジェクトチーム プロジェクトマネージャ

1996年 宇宙開発事業団に入社
1999年 陸域観測技術衛星(だいち)の開発に従事して以降、衛星開発業務を中心に従事
2006年~2009年 準天頂衛星初号機開発に従事
2014年~2018年 内閣府宇宙開発戦略事務局準天頂衛星システム戦略室企画官として、準天頂衛星2,3,4号機および初号機後継機開発整備の取り纏めを推進 JAXAに復職後、2019年4月より現職
明神 絵里花 氏

明神 絵里花 氏

宇宙航空研究開発機構 第一宇宙技術部門
高精度測位システムプロジェクトチーム サブマネージャ

2003年 宇宙開発事業団に入社
2007年~ 準天頂衛星初号機の開発プロジェクトに参画し、以降準天頂衛星関係の業務に従事
現在は5~7号機向け高精度測位システムの開発を終え、実証運用準備および将来測位技術の研究開発を実施
山本 享弘

山本 享弘

株式会社コア GNSSソリューションビジネスセンター
常務執行役員 センター長

2005年 株式会社コアに入社
2016年~ 準天頂衛星みちびきを含むGNSSソリューションの研究開発に従事
小暮 聡 氏

小暮 聡 氏

宇宙航空研究開発機構 第一宇宙技術部門
衛星測位技術統括 兼 衛星測位システム技術ユニット長

1993年 宇宙開発事業団に入社
2001年 準天頂衛星システムの概念検討に参画し、みちびき初号機の開発、実証、MADOCAの研究開発に従事
2016年~2021年 内閣府準天頂衛星システム戦略室室長代理として4機体制整備、サービス性能向上を推進
JAXAに復職後、現職にて衛星測位システム関連技術の研究開発を統括
松本 暁洋 氏

松本 暁洋 氏

宇宙航空研究開発機構 第一宇宙技術部門
高精度測位システムプロジェクトチーム プロジェクトマネージャ

1996年 宇宙開発事業団に入社
1999年 陸域観測技術衛星(だいち)の開発に従事して以降、衛星開発業務を中心に従事
2006年~2009年 準天頂衛星初号機開発に従事
2014年~2018年 内閣府宇宙開発戦略事務局準天頂衛星システム戦略室企画官として、準天頂衛星2,3,4号機および初号機後継機開発整備の取り纏めを推進 JAXAに復職後、2019年4月より現職
明神 絵里花 氏

明神 絵里花 氏

宇宙航空研究開発機構 第一宇宙技術部門
高精度測位システムプロジェクトチーム サブマネージャ

2003年 宇宙開発事業団に入社
2007年~ 準天頂衛星初号機の開発プロジェクトに参画し、以降準天頂衛星関係の業務に従事
現在は5~7号機向け高精度測位システムの開発を終え、実証運用準備および将来測位技術の研究開発を実施
山本 享弘

山本 享弘

株式会社コア GNSSソリューションビジネスセンター
常務執行役員 センター長

2005年 株式会社コアに入社
2016年~ 準天頂衛星みちびきを含むGNSSソリューションの研究開発に従事

Q1

7機体制が必要とされる理由をお聞かせください。

小暮さん:

みちびき(準天頂衛星システム)は、日本を中心にアジア・太平洋地域に位置・時間情報を提供しています。開発・整備・運用・サービス提供を内閣府が担当しており、私たち宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、衛星やそれに付帯する機器の研究開発に携わっています。
衛星測位をするためには、最低でも4機以上の衛星から同時に信号を受信する必要があります。
アジア・太平洋全域で常に4機以上の衛星から信号を受信するためには、最低でも7機の衛星が必要です。そのため、現状の4機では数が足らず、他国のGPS信号に依存している状態です。たとえばアメリカのGPSがトラブルで動かなくなると、位置情報を正確に得られなくなってしまいます。7機にすることで、日本で独立して正確な位置情報を得られるのです。

インタビュー写真③

Q2

JAXAで開発されている高精度測位システムASNAVについて教えてください。

松本さん:

みちびき5・6・7号機から高精度測位システム(ASNAV:Advanced Satellite NAVigation system)という機能が搭載されます。これは衛星間測距機能と衛星/地上間測距機能という新しい機能を搭載することで、測位衛星の位置と時刻をより正しく推定できるようになるものです。衛星間測距機能は、地上に配置された監視局から衛星までの距離を測るだけではなく、宇宙空間の衛星から別の衛星までの距離を測ることにより、宇宙空間に監視局を配置したのと同等の効果が得られ、衛星の位置をより正確に知ることができるようになります。衛星/地上間測距機能は、衛星から地上の一方向だけで距離を計測するのではなく、衛星から地上と地上から衛星の双方向で距離を計測することで、時刻誤差と測距誤差を数学的に分離し、軌道クロック推定精度を高めるものになります。
その結果、スマートフォンのような一般的な受信機へのユーザ測位精度を飛躍的に向上させることができます。ゆくゆくは本機能を全ての衛星に搭載し、現状は5-10メートルの精度を1メートルまで引き上げる予定です。

インタビュー写真④
衛星間測距システム
衛星/地上間測距システム

Q3

ASNAVを開発するにあたって、苦労したことや難しかったことを教えてください。

明神さん:

衛星間測距機能と衛星/地上間測距機能を実現するためのコンポーネント(機器)の開発に苦労しました。コンポーネントを開発してから実際に距離を測定してみると、電波の干渉などの影響を受け、精密に測定するのがかなり難しいことがわかりました。その対処のために、宇宙空間での温度・真空状態を再現した環境で実験を行いました。すると、温度変化も測距性能に影響していることがわかったのです。測定に干渉している原因を一つひとつ突き止め、対策するのに時間がかかりました。
また、衛星と地上間ではある程度距離が一定ですが、衛星同士では距離の変動の幅が大きいです。変動の幅が大きいものを精密に測定するというのは、かなり難しかったですね。どちらかというと、衛星間測距機能の開発の方が苦労が多かったように思います。

インタビュー写真⑤

Q4

JAXAで開発されている高精度測位補強サービスMADOCA-PPPについて教えてください。

小暮さん:

MADOCA-PPPは、世界中に配置した電子基準点網のデータを使って、衛星の軌道とクロックを高精度に推定するシステムです。
この推定した軌道とクロックの情報をアジア全体に向けて放送することによって、センチメートル級測位を実現します。これにより、太平洋の真ん中であれ、オーストラリアの砂漠であれ、地上の回線が一切ない場所でも高精度の測位ができるようになる可能性があります。また、MADOCA-PPPでは、センチメートル級の精度が出るまでに30分程度の時間がかかっていました。この時間を短縮するために、新しく打ち上げられる6号機と7号機から、広域電離層の補正情報を配信します。その結果、15分程度時間を短縮できるようになる予定です。6号機と7号機が打ち上がってから、実際に衛星配信による試験放送を始め、性能が確認できてから実際にサービスとして提供していきます。

インタビュー写真⑥

Q5

今回開発した技術をどのように発展させる予定でしょうか。

松本さん:

今回開発した高精度測位システムを軌道上に乗せ、信号を配信してユーザ測位精度が得られる状態で3年ほど検証します。それが上手くいったら、そのシステムをサービスに実装していく予定です。

インタビュー写真⑦

Q6

将来の衛星に向けて、新しい取り組みはありますか。

明神さん:

衛星測位の中には原子時計という時刻を司る時計があります。それが安定的に精密な時刻をどれだけ刻めるかが、測位衛星・測位信号の精度に影響します。今までは1つの原子時計の情報をもとに測位信号を作っていましたが、搭載している複数の原子時計の出力を合成し、より安定的な精度にする研究を行っています。

インタビュー写真⑧

Q7

みちびきの新しい機能によってどのようなサービスが提供されますか。

小暮さん:

位置と時刻をより正確に知れるようになれば、今以上に信頼できる情報として使えるようになります。その結果、アジア全域でいろいろなアプリケーションに技術が広がっていくといいですね。貴社には本技術をいち早く、受信機に採用していただきました。今後はドローンや自動走行、高度安全運転支援などにも広まっていけば幸いです。

インタビュー写真⑨

 

Q8

今後利用者にとって普及が期待されるサービスを教えてください。

小暮さん:

位置と時刻を正確に知るだけでなく、今後はより安定的に信頼できる情報として使えるようにしてゆくことが非常に重要と考えています。その一つとして信号認証のサービスが開始されていますが、確実に信頼できる情報として使えるようになることでアプリケーションの広がりも期待できます。こういった機能がアジア全域で世界に先駆けて広く使えることはみちびきの大きなメリットであり、広がってゆくことを期待しています。また、ASNAVやMADOCA-PPPによって地上回線を使わずとも高精度測位ができることは、ユーザにとって大きなメリットであり、ドローンや自動走行、高度安全運転支援などの分野に広めてゆきたいと考えています。

インタビュー写真⑩
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MADOCA-PPP対応GNSS受信機『Cohac∞ Ten++』

MADOCA-PPPとは


MADOCA-PPPは準天頂衛星みちびきがサービス提供する、海洋上やアジア・オセアニア地域で利用可能なデシメートル精度の測位方式です。
ネットワークを使用せず、海洋上や通信インフラの利用が難しい地域でも精密な位置情報を得ることが可能となります。

MADOCA-PPP

 

広域電離層補正サービスとは


従来、30分程度必要とされたMADOCA-PPPの収束時間を短縮するため、時間がかかる要因の一つである電離層の状態に関する補正情報(広域電離層情報)が、準天頂衛星みちびき6号機及び7号機から配信されます。

これを利用することで、高精度な位置情報を得るまでの時間が最短で10分程度と短縮され、利便性が大幅に向上します。
これにより、作業開始までの待ち時間が短縮され、農機・建機・ドローンの自動運転や離島での測量など、活用範囲の拡大が期待されます。
また災害時にはネットワークが使用できないケースが多いため、被災地での迅速かつ正確な位置情報の把握が可能となり、救援活動の効率化にも貢献します。

 

みちびき対応GNSS受信機


 

Cohac∞ Ten++

Cohac∞ Ten++


MADOCA-PPP・CLASに対応した
小型の高精度測位受信機

  • みちびき信号認証サービスによるspoofing検出機能搭載
  • MADOCA-PPP・CLAS測位に対応
  • 「RTK⇔MADOCA-PPP」、「RTK⇔CLAS」の自動切替機能搭載 ※特許取得済み機能
  • アンテナを2個使用することで正確な方位計測が可能

 

Cohac∞ Ten+

Cohac∞ Ten+


MADOCA-PPP・CLAS測位に対応した
防塵・防水のセンチメータ精度GNSS受信機

  • MADOCA-PPP・CLAS測位に対応
  • 「RTK⇔MADOCA-PPP」、「RTK⇔CLAS」の自動切替機能搭載 ※特許取得済み機能
  • 防塵・防水を実現

 

Cohac∞ Ten

Cohac∞ Ten


センチメータ級の高精度測位を小型軽量で実現

  • わずか100gの受信機で、みちびきCLASによる高精度測位が可能に(サイズ:100×67×24 mm)
  • 付属アンテナ・受信機ともに小型軽量であるため機器への組込みに最適
  • 基板単体でのご提供も可能

 

Cohac∞ QZNEO

Cohac∞ QZNEO


みちびき対応マルチGNSS小型2周波受信機

  • 2周波高精度GNSS受信機で安定したサブメータ測位が可能
  • 2周波RTKでセンチメータ測位も可能に
  • みちびきL1S(災厄通報・SLASサービス)に対応

 

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