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先端テクノロジー

当社は、新たなICT社会による「住みやすく、様々な人が安心・安全に暮らせる世界」や「様々な産業の効率化」の実現に最適なソリューションをご提供すべく、最先端の技術について日々研究・開発を行っています。


4Kテロップシステム

4K映像の普及へ向け、プロのニーズにいち早く対応

4K映像の普及へ向け、プロのニーズにいち早く対応
試験放送局に採用された4Kテロップシステム「GRID-ZERO」
 現行ハイビジョンの4倍の画素数を扱う映像規格「4K」への期待が高まりつつある。高精細の迫力ある映像は、サッカーのワールドカップ中継や、2020年に開催される東京オリンピックの中継などで威力を発揮するだろう。そんな期待をこめて日本初の4K試験放送局として2014年6月に開局した「Channel 4K」(運営元は次世代放送推進フォーラム、略称:NexTV-F)が採用した4Kテロップシステムが「GRID-ZERO(グリッド・ゼロ)」である。
 開発元の株式会社ラムダシステムズは、汎用テロップシステムNeo・n(ネオン)で放送局向けの実績を築いてきた。このGRID-ZEROでも「4K放送のタイミングに遅れないように開発を進めてきた」と、同社取締役の齋藤功武氏は語る。4Kの高精細映像でも、従来のHD向けテロップシステムと同等の柔軟な表現力を両立させた。例えば3D(3次元)表現の文字のテクスチャとして「炎」の動画を合成するような表現力を備えている。
膨大な蓄積がある既存テロップ素材も、4Kテロップの制作に活用可能
 このGRID-ZEROの大きな特徴は、最新の4K映像制作においても、放送局が築き上げてきた過去の資産を活用できるように考えられていることだ。例えば、放送局内に膨大に蓄積されているテロップ素材を、4Kテロップの制作に利用できる。放送局は、テロップシステムと連携する各種専用システム、例えばスポーツ、選挙システムなどを構築している。これらの既存システムに4Kテロップシステムを組み合わせることも可能とした。さらに4Kだけでなく現行のHD解像度のテロップとしても活用できる。生放送でのテロップ処理だけでなく、録画素材の後編集にも活用できるよう工夫した。
 従来のHDの4倍の画素数を扱う4Kテロップシステムの実現では、性能上の要求も厳しい。4Kに必要な性能を実現するため、ハードウェア、ソフトウェアとも自社開発した。特に、テロップシステムの中核となる4K対応フレームバッファを新たに開発している。FPGAによる専用回路を並列動作させることで、HDの4倍の画素数を扱うための高速処理を実現した。こうしたプロの基準を満たす4Kテロップシステムを開発するまでには、試行錯誤も必要だった。
放送の現場のニーズに柔軟に対応したシステムとして設計
 4Kの性能を持ちながら、従来のテロップシステムと同じフォームファクター(外形寸法)に納め、設置のための機器レイアウト変更の必要がないようにした。「小型で喜ばれている」と前出の齋藤氏は話す。さらに、自社開発のハードウェア、ソフトウェアであるために迅速なサポートが可能となっている。このように、放送の現場のニーズに柔軟に対応したシステムとして設計されていることも特徴だ。
 今後、放送の世界にはさらなる技術革新の波が押し寄せる。ひとつは4Kのさらに4倍の高精細な映像を扱うスーパーハイビジョン「8K」。そして、スーパーハイビジョン規格のITU-R勧告 BT.2020が採用する、より忠実な表現を可能とする新たな色域規格だ。同社は4Kテロップを開発した技術力を駆使し、新技術にもいち早く対応していく構えだ。
責任者
株式会社ラムダシステムズ 齋藤 功武
1991年入社。入社後は放送局向けテロップシステムのソフトウェア開発を担当。
現在は企画からハードウェアを含む製品開発全般を管理、新技術の製品化にも取り組む。
齋藤 功武

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